熊本大学メールマガジン No.6



☆☆ 熊本大学メールマガジン 第6号 (平成19年 9月 3日) ☆☆

  熊本大学メールマガジン第6号をお届けします。

  熊本大学では、1)熊本大学の教育研究の取組み、公開講座や研修会等
 の案内、2)大学と卒業生、卒業生同士の交流を図るため、卒業生から寄
 せられた熊本大学への意見・提言、近況報告等、3)同窓会・同期会、ク
 ラブOB会等の開催など、本学の最新情報をお知らせするため、メールマ
 ガジンを発刊しています。

  配信件数も少しずつですが着実に増えていますが、まだまだ多くの方々
 にご覧いただきたいと願っておりますので、お知り合いの卒業生の皆様に
 広くご紹介いただきますようよろしくお願いします。

  このメールマガジンは、大学からのお知らせだけではなく、卒業生から
 の情報提供、同窓会・同期会の開催案内なども行っておりますので、皆様
 からの投稿をお待ちしております。

【目 次】
 ◎トピックス
  ・文部科学省平成19年度「専門職大学院等教育推進プログラム」の採択
  ・独立行政法人メディア教育開発センターと包括的連携協定を締結
  ・水俣市と包括的連携協定を締結
  ・工学部の「旧機械実験工場・工作機械群」が機械遺産に認定
  ・大学院生がベンチャー企業「(株)くまもと健康支援研究所」を設立

 ◎お知らせ(大学行事等)
  ・第2回熊本大学ホームカミングデーのご案内
  ・五高記念館特別展「衝撃エネルギーの世界へようこそ!」を開催中

 ◎お知らせ
    ・大学院生の「岡村良美」さんの彫刻が第62回県美展で大賞を受賞

 ◎卒業生からメッセージ
  ・熊本大学第55回卒業生 理学部 中山雅崇さん

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◎トピックス
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 ▽平成19年度「専門職大学院等教育推進プログラム」に採択されました。
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  「専門職大学院等教育推進プログラム」は、高度専門職業人養成を行う
 専門職大学院や学校教員の養成を行う大学等において、理論と実務を架橋
 した実践的な教育方法等の開発・充実を行う優れた取組みについて、国公
 私を通じた競争的な環境の中で重点的に支援することによって、高等教育
 機関における高度専門職業人養成等の一層の充実を図ることを目的として
 います。
  平成19年度「専門職大学院等教育推進プログラム」の選定状況は、「法
 科大学院における教育方法・内容の開発・充実」をテーマとする取組20件
 が選定されました。
  本学は、単独取組「ローセンターを活用した臨床教育の高度化」が採択
 されたほか、共同取組「九州・沖縄連携実習教育高度化プロジェクト−大
 学を超えた協働と競争による新たなシナジーを目指して−」(九州大学・
 熊本大学・鹿児島大学・琉球大学)と「実務技能教育指導要綱作成プロジ
 ェクト」(主管名古屋大学ほか15校)も採択されました。

 →詳しくはこちらから
  http://www.ls.kumamoto-u.ac.jp/cgi-bin/infomation.cgi?mode=logfile&tgnum=5
 
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 ▽(独)メディア教育開発センターと包括的連携協定を締結しました。
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  平成19年7月2日(月)、(独)メディア教育開発センターとの間でeラーニ
 ングシステム及び情報コミュニケーション技術(ICT)を活用した教育と研
 究の開発・推進を目的とする包括的連携協定を締結しました。
  本学は、平成19年4月にeラーニング推進機構を設置、全学的に教育内容
 のデジタルコンテンツ化を推進し、効果的で達成度の高い教育を行い学生
 の学力向上に取り組んでおり、このたびの(独)メディア教育開発センター
 とのICT活用教育に関する包括的連携協定により、研究プロジェクトや全学
 的eラーニング専門家の養成等、一層の活性化を目指していくことになり
 ます。
  (独)メディア教育開発センターが国立大学法人と包括的連携協定を締結
 したのは今回が初めてで、本学にとってもこれまで、企業、自治体等との
 締結はありましたが、独立行政法人との締結は初めてとなります。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2007/news251.html

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 ▽水俣市と包括的連携に関する協定を締結しました。
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  平成19年8月4日(土)、水俣市との間で、資源循環型社会の構築に貢献で
 きる人材育成を目的とする包括的連携協定を締結しました。
  本学はこれまで、研究室単位の共同研究などで、不知火海の藻場再生や
 リサイクル企業が集積しているエコタウンなど市の事業に携わってきまし
 た。今後は、包括協定を結んでさらに関係を深め、連携分野を広げていく
 ことが求められます。
  第一段として、平成19年10月に環境保全の担い手を育成する「みなまた
 環境塾」が共同で始まります。受講者を9月15日(土)まで募集し、同市の行
 政や企業、市民などを対象に、本学の教授らがリサイクル問題やエネルギ
 ー管理、地域マネジメントなどを教え、受講生は自ら選んだ個別課題の研
 究にあたることが予定されています。講義は隔週土曜に同市のみなまた環
 境テクノセンターで実施され、当面5年間で50人の受講を予定しています。 
  
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 ▽工学部の「旧機械実験工場・工作機械群」が機械遺産に認定されました。
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  日本機械学会は、歴史に残る機械技術関連の遺産を保存し将来に伝える
 べき「機械遺産」に、本学工学部の旧機械実験工場(研究資料館)と、明
 治から昭和初期の工作機械群を認定しました。機器は、当時と同じように
 動くよう修復整備されています。
  同会は、機械機器のほか、国民生活や文化、経済に貢献した事物・資料
 を認定、対象には教科書、設計仕様書などの文書も含まれています。
  本学の谷口功工学部長は、「古い機械を動態保存して教育に使うケース
 はほかに例がなく、社会に貢献してきた歴史が認められたのでは」と話し
 ています。

 →詳しくはこちらから
  http://www.eng.kumamoto-u.ac.jp/info/detail.php?id=51
 
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 ▽大学院生がベンチャー企業を設立しました。
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  本学の大学院生で、医学教育部博士課程四年の松尾洋さんが、生活習慣
 病予防やメタボリック症候群改善のプログラム作成や相談に応じるベンチ
 ャー企業「株式会社くまもと健康支援研究所」を設立しました。
  学生の起業化を設立時から大学側がバックアップするのは、国立大学で
 は珍しいことであり、同社は、契約先の市町村の住民に対し、保健指導、
 介護予防相談、健康増進のプログラム作成などを支援し、提供したサービ
 スに応じて収入を得るシステムになっています。平成19年度は、すでに県
 内16市町村と随意契約を結んでおり、9,300万円の売り上げを見込んでいま
  す。本学と会社の間に資本や収益のやりとりはありませんが、大学院医学
 薬学研究部教授らが共同研究者となっています。
  松尾社長は、「来年4月からの特定健康、特定保健指導の義務化をにら
 んで会社を設立しており、個人情報利用の許可を得た上で、利用者を一過
 性でなく追跡調査し、データを蓄積して次の健康増進プログラム作りにつ
 なげることで、他社との差別化を図る」としています。

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◎お知らせ(大学行事等)
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 ▽「第2回熊本大学ホームカミングデー」の詳細についてご案内します。
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  「熊本大学ホームカミングデー」は、各学部等の同窓会のご支援を賜り、
 卒業生の皆様と本学の学生・教職員との相互交流を図ることを目的として、
 昨年から開催されています。
  このホームカミングデーにおきましては、多くの卒業生の皆様が、若き
 日を過ごされたキャンパスに集い、母校の現在の姿をご覧いただくととも
 に、旧友や恩師との再会も果たしていただきたく、記念式典、記念講演を
 はじめとする多彩な行事と交流の場を用意しています。
  つきましては、卒業生の皆様には何かとご多忙の時期かと存じますが、
 是非ともご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
  なお、本年の「第2回熊本大学ホームカミングデー」のご案内について
 は、会場の関係から昭和29年(第2期生)、39年、49年、59年及び平成6年
 3月の卒業生の皆さんが対象となりますが、案内対象以外の卒業生でも事
 前に申し込むことにより参加可能とします。

  詳細について下記のとおり決定しましたので、ご案内いたします。

  日 時:平成19年11月3日(土) 13時〜18時半(12時〜受付開始)
  会 場:工学部百周年記念館ほか 
  内 容:○歓迎の辞・大学の近況報告(学長・同窓会連合会会長)
            ○熊本大学特別功労者表彰
      ○講演会【第1部】
       「熊本大学からの世界に発信する生命科学系人材育成拠点」
        講演者:田賀哲也教授(グローバルCOE拠点リーダー
                   熊本大学発生医学研究センター)
      ○講演・演奏会【第2部】
       「音楽による心の表現を求めて」
        講演者・演奏者:吉永誠吾教授(熊本大学教育学部)ほか
      ○キャンパスツアー
       (五高記念館、工学部研究資料館、秋山COE研究拠点など)
      ○ホームカミングデー・パーティー

  なお、11月2日(金)〜4日(日)は、黒髪キャンパスで大学祭「熊粋祭」
 も開催されます。

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 ▽五高記念館特別展「衝撃エネルギーの世界へようこそ!」を開催中です。
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  熊本大学五高記念館では、特別展として「衝撃エネルギーの世界へよう
 こそ!」を開催中です。
  衝撃エネルギーはパルスパワーとも呼ばれ、超高出力の瞬間的なエネル
 ギーです。本学は早くから衝撃エネルギー工学の研究に取り組み、これま
 で世界最高水準の研究を行うとともに、国際的に通用する創造的な人材の
 育成につとめています。そうした研究が評価され、平成15年度の21世紀COE
 プログラムの一つとして「衝撃エネルギー科学の深化と応用」が選ばれ、
 平成15年度に始まったCOEプロジェクトも今年度が最終年度です。
  本特別展は、制御可能な衝撃エネルギーの平和利用を追求し、衝撃エネ
 ルギー科学の進化と応用により、近未来の衝撃エネルギー工学の創生と体
 系化に貢献してきた、熊本大学21世紀COEプログラム拠点本部の研究の一端
 をわかりやすく解説し、大学における研究活動と社会とのつながりを紹介
 します。併せて、次世代を担う若者に科学の面白さと、その広大な世界を
 体験してもらうことを目的として開催中です。

  期  間:平成19年8月8日(水)〜平成19年9月24日(月)
  場  所:熊本大学五高記念館2階
  休 館 日:毎週火曜日
  開催時間:10:00〜16:00(ただし、入館は15:30まで)
  入 館 料:無料

 →詳しくはこちら       
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2007/news273.html

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◎お知らせ
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 ▽岡村良美さんの彫刻が第62回県美展で大賞を受賞しました。
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  大学院教育学研究科1年の岡村良美さんの彫刻「ゆうにじに想いを」が、
 県美術協会主催の「第62回県美展」において、最高賞の県美大賞に選ばれ
 ました。
  岡村さんの受賞作は、手をかざしながら天を見上げる女性をモデルにし
 た裸婦像で、柔らかな体の線を写実的に表現した作品で、「写実を追及し
 ながら独自の造形を生み出しており、空間のなかで強い存在感がある」と
 評価されました。
  表彰式は、9月8日(土)午後4時から熊本市桜町の熊本交通センターホテル
 で行われます。入賞・入選作の作品展は、9月4日(火)〜9月9日(日)に県立
 美術館分館で開催されます。

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◎卒業生からのメッセージ
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 ▽「学生としての熊本大学・職員としての熊本大学」中山雅崇さん
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  こんにちは、平成19年度4月に採用された事務職員の中山雅崇です。
 私は、今年の3月に熊本大学の理学部環境理学科を卒業しました。そして、
 現在は熊本大学の職員として、4月から6ヶ月間の新人研修を受けています。
 早いもので、採用され5ヶ月が過ぎ、新人研修も残すところ1ヶ月となりま
 した。本配属が間近に迫っているということで、現場で業務に取り組む自
 分を想像し、期待と不安を抱きながら毎日を頑張っています。
  私が、熊本大学の職員として働いて一番驚いたことは、熊本大学が非常
 に変化しているということです。私は、平成15年度にこの熊本大学に入学
 しました。法人化されたのは、私が2年生の時になります。当時の私は法
 人化の意味もよくわからず、ただ授業料が少し高くなったということを友
 人と話していたことを覚えています。そして、事務職員の仕事は大学運営
 の裏方として、大学をサポートすることだけで、大学に影響力を持ってい
 るのは、先生方だけだとばかり思っていました。
  前にも述べていますが、私は4月の採用から6ヶ月間の研修を受けていま
 す。この研修では、始めの1ヶ月で国立大学が法人化された背景やこれか
 らの大学の進むべき方向、求められる職員像などを学びました。そして、
 その後の5ヶ月間で大学の各部署での研修を行い、各部署のつながりなど
 を学び、幅広い視野を養っています。
  この研修を受けることで、学生時代には知らなかった熊本大学を知るこ
 とができました。特に私が印象に残ったことは、法人化後、事務職員の大
 学における役割が重要になっているということです。
  例えば、法人化後熊本大学は国からの補助金である運営費交付金が毎年
 数億円減額されています。補助金が減額されているこの状況では、いかに
 外部資金を獲得するのかが重要となります。私達事務職員は、科学研究費
 等の競争的資金獲得のために各部局への通知や学内説明会の資料作成、申
 請・採択増の取り組みなど、研究以外の部分で申請に係る部分を支援し、
 熊本大学の資金獲得に重要な役割を担っています。研究のプロである教員
 と事務手続きのプロである事務職員が協力して、外部資金の獲得に取り組
 んでいます。そこでは、事務職員も外部資金の獲得に重要な役割を担い、
 大学の中で必要不可欠な存在だと気付きました。
  これからの私の目標として,社会の動きに対応できる職員になり、この
 熊本大学をさらに魅力的な大学にしていくことです。そのためにも、今を
 大事にしっかりと頑張っていきたいと思います。

                    熊本大学第55回卒業生
                    理学部 中山 雅崇

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◎投稿依頼
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  熊本大学メールマガジンでは、皆様からの投稿をお待ちしています。
 同窓会・同期会等の開催のお知らせ・近況報告等の情報がありましたら、
 ご提供お願いします。
  投稿記事は、こちらからどうぞ。
  
  E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

  熊本大学ホームページでは、卒業生の「思い出募集」のコーナーを開設
 しています。
  投稿いただければ、このメールマガジンでもご紹介いたします。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/sotsugyousei/omoide.html

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◎ご意見・ご要望
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  熊本大学が行う生涯メールサービスは、開始されたばかりです。
 この生涯メールサービスについてのご意見・ご要望はこちらからどうぞ。

  熊本大学生涯メールサービスについてのホームページURL
  → http://www.kumadai.jp/

  熊本大学生涯メールサービスについてのご意見・ご要望
  → office@kumadai.jp

  また、このメールマガジンについてのご意見・ご要望
  → kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

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◇編集後記
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  今回のメールマガジンは、今年度採用され、現在研修中の3名の研修生に
 担当していただき、編集(作成)を行っていただきました。
  今年は、平年に比べて猛暑が続き、74年ぶりに国内最高気温を更新し、
 非常に暑い夏となりました。まだまだ厳しい残暑が続きますが、卒業生の
 皆様も、熱中症などには十分に気をつけてお過ごし下さい。(西尾)
    研修において、メールマガジンを作成することになりましたことを光栄
 に思います。内容につきましては、熊本大学の最新の情報をお伝えするこ
 とを念頭に作成いたしました。このメールマガジンをご覧いただくことで、
 熊本大学の動向を理解いただければ幸いです。(小関)
    メールマガジンを作成させいていただくことで、本学をPRするための情
 報が自分には不足しているなぁと感じました。今回の研修を通してメール
 マガジンに掲載するコンテンツを見ることで、本学の取組等を知ることが
 できたことはとてもよかったと思います。そして、このメールマガジンを
 ご覧いただく方が興味を持つような文章作りの難しさも学ぶことができま
 した。この経験を配属後の業務にも活かせるように一生懸命頑張りたいと
 思います。(有働)

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◇編集・発行
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  熊本大学企画部企画課
   〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39番1号
   E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp
   TEL:096-342-3129
   FAX:096-342-3007

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