熊本大学メールマガジン No.8



☆☆ 熊本大学メールマガジン 第8号 (平成20年1月29日) ☆☆

  熊本大学メールマガジン第8号をお届けします。

  熊本大学では、1)熊本大学の教育研究の取組み、公開講座や研修会等の
  案内、2)大学と卒業生、卒業生同士の交流を図るため、卒業生から寄せら
  れた熊本大学への意見・提言、近況報告等、3)同窓会・同期会、クラブOB
  会等の開催など、本学の最新情報をお知らせするため、メールマガジンを
  発刊しています。

  配信件数も少しずつですが着実に増えていますが、まだまだ多くの方々
 にご覧いただきたいと願っておりますので、お知り合いの卒業生の皆様に
 広くご紹介いただきますようよろしくお願いします。

  このメールマガジンは、大学からのお知らせだけではなく、卒業生から
 の情報提供、同窓会・同期会の開催案内なども行っておりますので、皆様
 からの投稿をお待ちしております。

【目 次】
 ◎トピックス
  ・第3回環黄海産学官連携大学総(学)長フォーラムの開催
  ・第5回熊本大学熊本フォーラムの開催
  ・熊本大学エイズ学研究センター創立10周年記念国際シンポジウムの
   開催
  ・熊本大学ワークデザイン講座の開講
  
 ◎お知らせ(大学行事等)
  ・阿蘇耐久遠歩大会の開催

 ◎お知らせ
  ・瀧野満里さんと湯貫小夜さんが「話してみよう韓国語・熊本大会」で
   最優秀賞を受賞

 ◎卒業生からメッセージ
  ・熊本大学第55回卒業生 工学部 冨永将史さん

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◎トピックス
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 ▽第3回環黄海産学官連携大学総(学)長フォーラムを開催しました。
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  2007年11月26日(月)及び11月27日(火)の両日、熊本市内のホテルにお
 いて、第3回環黄海産学官連携大学総(学)長フォーラムが開催されました。
  本フォーラムには、中国・韓国・日本(九州)の3カ国から34大学・機関
  の学長ら約110人が参加し、26日に開いた「教育」、「研究」及び「産学
  連携」の3分科会報告に続き、本学の崎元達郎学長が、「環黄海地域大学
  の先進的な連携−アカデミック・ハブ(教育研究拠点)としての熊本大学」
 と題して講演を行いました。
  崎元学長は、国際的な人材育成ネットワークの拠点化を目指す本学の取
  り組みを紹介し、「環黄海における人材育成は、東アジアが持続的に発展
  していくために極めて重要であり、講義の英語化や情報技術を活用した教
  育が3カ国の大学に広まれば、さらに質の高い連携が可能になる」と提言
 しました。
  また、全体討議では、3カ国での学生・教員の相互交流を進めるため、
 政府の財政的な援助を得る可能性について意見交換を行い、EU(欧州連合)
 をモデルにした共同教育プログラムの構築などを視野に、研究を進めるこ
 とで一致しました。

 →詳しくはこちらから
  http://www.ysr-forum.com/

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 ▽第5回熊本大学熊本フォーラムを開催しました。
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  2007年11月29日(木)及び11月30日(金)の両日、本学黒髪キャンパス及
 び熊本市内のホテルにおいて、本学の教育研究や地域貢献活動を紹介し、
 国内外の大学や産業界などと交流を深めるため、第5回熊本大学熊本フォ
 ーラムを開催しました。
  本フォーラムには、約250人が参加し、オープニングセレモニーでは、
 崎元達郎学長が「現在、熊本大学は地域に根差し、国際的に存在感を示す
 大学を目指して様々な活動に取り組んでいます。本フォーラムでの情報交
 換をさらなる充実・発展につなげたい」と挨拶があり、始まりました。
  続いて、元総合科学技術会議議員で、東レ名誉会長の前田勝之助氏(本
 学工学部卒業)が、「わが国の科学技術政策と大学の役割」と題して講演
 を行い、科学技術創造立国を担う人材育成の重要性を強調した上で、「大
 学も国際競争力が問われる時代であり、九州・沖縄地区の国立大学がそれ
 ぞれの得意分野をいかす形で統合し、教育・経営基盤の強化を図るべきで
 ある」との講演がありました。
  その後、「熊本大学に期待すること」をテーマに、「時代を先取りした
 環境・エネルギー学部やサービス学部の設置」、「地場産業への人材供給」
 及び「先端技術を活用した基盤産業掘り起こしのための連携強化が必要」
 など、関係団体等から要望がありました。
  また、前日行われた第3回環黄海産学官連携大学総(学)長フォーラムに
  参加した中国、韓国の四大学の総(学)長からは、「日本企業との共同研究
  の橋渡し役を」、「大学院レベルで共同カリキュラムをつくり、国際的な
  上級教育コースを開発したい」及び「工学だけでなく、他の分野でも協力
  推進を」など、期待を寄せる発言もありました。

 →詳しくはこちらから
 http://www.eng.kumamoto-u.ac.jp/events/forum2007/index.html

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 ▽熊本大学エイズ学研究センター創立10周年記念国際シンポジウムを開
  催しました。
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  2007年11月15日(木)及び11月16日(金)の両日、熊本大学エイズ学研究
  センター創立10周年を記念する国際シンポジウムが開催されました。
  本シンポジウムでは、国内外の研究者16人が2日間にわたり最新の研究
 成果を発表しました。
  本学エイズ学研究センターは、1997年4月に国内の大学では初めてのエ
 イズ専門の研究センターとして設立され、エイズウイルス感染の仕組みの
 解明やワクチン開発、治療法の開発に役立てる臨床研究及び流行阻止の研
 究などに取り組んできました。
  滝口雅文センター長が、10年間のセンターの活動について報告を行い、
 「免疫を用いた新たな治療法や予防法の開発を目指して、今後もエイズと
 の闘いを続けていく」と挨拶があり、同日は原田信志本学医学薬学研究部
 教授(現医学薬学研究部長)外6名の講演が行われ、16日(金)には、世界に
  さきがけてエイズ治療薬を開発した満屋裕明本学医学薬学研究部教授外8
  名の講演が行われました。

 →詳しくはこちらから
  http://www.caids.kumamoto-u.ac.jp/10anniv.htm
   
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 ▽熊本大学ワークデザイン講座を開講しました。
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  2007年11月14日(水)、県内の様々な職場で活躍している本学の卒業生た
 ちが仕事観を語る「熊本大学ワークデザイン講座」が、就職活動を控えた
 3年生ら約150人が参加して開催されました。
  本講座は、本学と熊本県雇用環境整備協会が、学生に仕事についてのリ
 アルな情報を伝え、就職に対する視野を広げてもらおうと、2005(平成17)
 年から毎年開催しています。
  製造、金融、流通、マスコミに勤める30歳代の卒業生4人により、今の
 職種を志望した動機等について説明があり、参加した学生からは、「現場
 の苦労話が聞けて、具体的に仕事をイメージするきっかけになった」との
 話もありました。
 
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◎お知らせ(大学行事等)
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 ▽第44回阿蘇耐久遠歩大会が開催されました。
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  2007年11月1日(木)、本学恒例の阿蘇耐久遠歩大会が開催されました。
 阿蘇山頂から本学の黒髪キャンパスを目指す57キロとJR市ノ川駅をスター
  トする35キロ(女子のみ)の両コースがあり、参加者600人のうち9割近い535
  人が見事完歩しました。
  午前0時に、57キロコースの450人は阿蘇山頂を、35キロコースの150人
  はJR市ノ川駅をスタートし、立野、大津、原水、武蔵塚に設けられたチェ
  ックポイントを通過し、思い思いのペースでゴールを目指しました。
  本大会はサークルや研究室での参加が目立つのも大きな特徴で、44回目
 を数える大学の伝統行事ということもあり、参加希望者が多く、今年は120
 人のキャンセル待ちも出ました。
  しかし、伝統行事も、以前は体育会ワンダーフォーゲル部が主催してい
 ましたが、部員不足により、5年前から工学部の石原修教授と同研究室に
 より大役を引き継いできましたが、開会式において、石原教授から「同
 研究室が実行委員を引き受けるのもこれが最後」との挨拶に、参加した
 学生たちは驚いていました。
  本年度実行委員長の松田知浩さん(4年次)は、「熊大の伝統行事でも
 あり、無くなるのはつらい、どこか実行委員を引き継いでもらいたい」
 と熱く呼びかけを行いました。

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◎お知らせ
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 ▽瀧野満里さんと湯貫小夜さんが「話してみよう韓国語・熊本大会」で最
  優秀賞を受賞しました。
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  2007年12月15日(土)、韓国語学習者を励まし、韓国語学習を活性化する
 ことを目的に、駐日大韓民国大使館韓国文化院と熊本大会実行委員会との
 共催で「話してみよう韓国語・熊本大会」が開催されました。
  本大会では、指定の台本を暗記し、二人一組で韓国語の発音や表現力を
 競う「スキット」部門、韓国語を使ったアフレコ(吹き替え)に挑戦する
 「映像表現」部門及び人気ヒット曲を歌う「Kポップ暗唱」部門で、総勢
 39チーム、75名の参加があり、本学で韓国語を学ぶ瀧野満里さん(教育学
 部2年)と湯貫小夜さん(工学部2年)のペアが、最優秀賞を受賞しました。
  「スキット」部門に出場した瀧野さんと湯貫さんのペアは、課題の台本
 に独自のアレンジを加えて歌や踊りを披露するなど、その演技力でも高い
 評価を受け、総合得点で本大会の最優秀賞の受賞となりました。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2007/news394.html
 
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◎卒業生からのメッセージ
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 ▽大学の3本柱 冨永将史さん
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   こんにちは、平成19年度4月に採用された事務職員の冨永将史です。私
 は、今年の3月に熊本大学工学部知能生産システム工学科を卒業しました。
  そして、現在は熊本大学の事務職員として、6ヶ月間もの長期に及ぶ研修
  を終え、10月から研究・国際部研究支援課で実務に励んでいます。
   さて、皆さんは大学職員と言えば学生時代に関わりのあった学生課等の
 イメージが強く、私が所属している研究支援課がどのような業務を行って
 いるのか、イメージしづらいのではないかと思います。そこで、研究支援
 課とはどのような業務を行っている課なのかを、この場を借りて簡単にご
 説明させていただこうと思います。
  社会からの大学に対する「教育」「研究」「社会貢献」に関するニーズ
 は、教育改革が叫ばれる昨今、ますます大きなものとなってきています。
 しかし、平成16年度の法人化後、大学は国からの補助金である運営費交付
 金が毎年1%、額にすると数億円もの削減を受けており、そのような中で
 社会からのニーズに答えるために、補助金以外の競争的な外部資金獲得の
 重要性が、大変大きなものとなってきています。私が所属している研究支
 援課は、まさにその獲得のサポートを行っている部署です。具体的には競
 争的外部資金についての各種の連絡調整を行ったり、実際の申請の際の取
 りまとめを行ったり、資金獲得後の配分・運用等を行ったりしています。
 また、資金獲得のサポート以外の業務も多々行い、先生方が研究に少しで
 も専念できるよう、そして先生方の研究環境が少しでも改善されるよう鋭
 意努力をしています。もちろん、「研究」の主役は実際に研究を行われて
 いる先生方ですが、研究以外の面で先生方をサポートする事務職員が担う
 べき役割も、同様に重要なものであると私は思います。そして先生と事務
 職員双方が互いに協力し合ってこそ、熊本大学の発展に繋がるものと思い
 ます。まだまだ学ばなければならないことがたくさんあり、日々の業務に
 追われる毎日ですが、私が行っている仕事は、大学の最先端の研究に触れ、
 それを支えていくことができる、大変やりがいのある仕事であると思って
 います。前述した大学職員の重要性を心に留めながら、大学に社会から求
 められている「教育」「研究」「社会貢献」の3本柱の内、「研究」の一
  端を担うべく、これからも先生方と協力して頑張っていこうと思います。
  そして、他の2つの柱である「教育」「社会貢献」をも担えるように成長
 していきたいと思います。  

                    熊本大学第55回卒業生
                    工学部 冨永 将史

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◎投稿依頼
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  熊本大学メールマガジンでは、皆様からの投稿をお待ちしています。
 同窓会・同期会等の開催のお知らせ・近況報告等の情報がありましたら、
 ご提供お願いします。
  投稿記事は、こちらからどうぞ。
  
  E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

  熊本大学ホームページでは、卒業生の「思い出募集」のコーナーを開設
 しています。
  投稿いただければ、このメールマガジンでもご紹介いたします。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/sotsugyousei/omoide.html

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◎ご意見・ご要望
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  熊本大学が行う生涯メールサービスは、開始されたばかりです。
 この生涯メールサービスについてのご意見・ご要望はこちらからどうぞ。

  熊本大学生涯メールサービスについてのホームページURL
  → http://www.kumadai.jp/

  熊本大学生涯メールサービスについてのご意見・ご要望
  → office@kumadai.jp

  また、このメールマガジンについてのご意見・ご要望
  → kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

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◇編集後記
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  あけましておめでとうございます。
  本メールマガジンも既に7回の発行をさせていただき、今回8回目を数
 えることになりました。これもひとえに、皆様方からのご支援・ご声援
 の賜物だと思っています。本年も引き続きこのメールマガジンを通して
 皆様方に本学の取組等の情報提供ができればと考えています。
  この1年が皆様にとって、すばらしい年でありますようお祈りいたし
 ます。

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◇編集・発行
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  熊本大学企画部企画課
   〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39番1号
   E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp
   TEL:096-342-3129
   FAX:096-342-3007

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