熊本大学メールマガジン No.15



☆☆☆☆ 熊本大学メールマガジン 第15号 (平成21年2月25日) ☆☆☆☆

  熊本大学メールマガジン第15号をお届けします。

  熊本大学では、1)熊本大学の教育研究の取組み、公開講座や研修会等
 の案内、2)大学と卒業生、卒業生同士の交流を図るため、卒業生から寄
 せられた熊本大学への意見・提言、近況報告等、3)同窓会・同期会、ク
 ラブOB会等の開催など、本学の最新情報をお知らせするため、メールマガ
 ジンを発刊しています。
  このメールマガジンは、大学からのお知らせだけではなく、卒業生から
 の情報提供、同窓会・同期会の開催案内なども行っておりますので、皆様
 からの投稿をお待ちしております。

【目 次】
 ◎トピックス
  ・附属図書館「東光原文学賞」の受賞者決定
  ・医学部附属病院「地域医療システム学寄附講座」を開設
  ・大学院博士後期課程「奨学制度」を創設

 ◎お知らせ(大学行事等)
  ・平成20年度「退職される先生方の最終講義」の開催
  ・「テーブル・フォー・ツー(TFT)運動」を開始
  ・「国際化推進機構」を設置
  ・自然科学研究科「MOT特別教育コース」3周年記念フォーラムの開催

  ◎大学からのお願い
  ・「熊本大学基金」のご案内とご寄附のお願い
  ・「熊本大学60年史」編纂事業へのご協力

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◎トピックス
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 ▽附属図書館「東光原文学賞」の受賞者が決まりました。
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  附属図書館では、本学が理念として掲げる「知の創造、継承、発展に努
 め、知的、道徳的及び応用的能力を備えた人材を育成する」の一環として、
 言語力(読む力、書く力)を向上させ、想像力、表現力、創造力豊かな学
 生を育成すると共に、文学への啓発活動を高め、地域社会における文学・
 文化活動の中核となる人材を輩出することを目的として、平成20年5月に
 熊本大学「東光原文学賞」を創設いたしました。
  初年度の募集となった今回は、理系・文系及び学部・大学院を問わず、
 学部21編、大学院8編の総数29編もの応募がありました。
  選考の結果、第一回の大賞には、島田ひとみ(医学部医学科4年次)さん
 の「深海魚」が、優秀賞には、永尾美由香(大学院教育学研究科2年次)さ
 んの「森は語らない」と、神野哲平(医学部医学科5年次)さんの「カラー・
 クイーン」が選ばれ、平成21年1月16日(金)、附属図書館館長室にて表彰式
 が行われました。
  なお、「東光原」の名称は、本学の前身である旧制第五高等学校当時に、
 現在の附属図書館が建っている付近の呼称に由来しています。
  今回の受賞作品については、熊本大学附属図書館報「東光原」第53号の
 文学賞特集号(平成21年3月刊行予定)として掲載されます。

 →詳しくはこちらから
  http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news.html#200627
  
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 ▽医学部附属病院に「地域医療システム学寄附講座」を開設します。
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  平成20年12月17日(木)、熊本県庁において、「地域医療システム学寄附
 講座」設置に関する協定を締結いたしました。
  本講座は、熊本県が本学に総額1億5百万円を寄附し、地域における医療
 提供体制の課題及び解決策、地域医療に従事する医師の支援、地域医療を
 担う医師の養成・確保に関する地域医療に特化した研究等を行います。
  協定締結後、蒲島郁夫知事は、「医師不足は熊本県でも問題であり、地
 域における医師確保に大きな期待を寄せています。県民の安心感を高めた
 い。」と述べられ、崎元学長からは、「本講座の活動の成果が、地域への
 若手医師の供給、若手医療人の育成、地域医療機関の充実に成果が出るよ
 うにしたい。」と話されました。
  なお、県が大学に寄附するのは初めてで、地域医療に特化した講座は、
 全国でも珍しく、成果が期待されます。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2008/news677.html

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 ▽大学院博士後期課程「奨学制度」を創設しました。
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  本学は、平成21年度入学生から、大学院博士後期課程(医学教育部の博
 士課程を含む)の全ての学生を対象として、年間授業料(535,800円)の半
 額程度を支給する新たな奨学制度を創設することとしました。
  本制度は、年間授業料の半額程度を支給する経済的支援を行うことによ
 り、さらに優秀な学生を確保することで、本学の教育・研究活動の活性化
 を図ることを目的としています。
  支給を受けたい学生は、所定の研究計画書を提出し、所属する大学院の
 研究科長又は教育部長が認めた者を本学が研究補助業務に従事する者等と
 して採用し、その業務への対価として、約267,000円を支給するものです。
 支給対象者は、1年ごとに更新することとしており、返還の必要はなく、今
 後、平成21年度の実施に向けた詳細について、検討します。
  なお、授業料免除を受ける学生、国費外国人留学生などは除かれます。

 →詳しくはこちら       
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2008/news682.html

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◎お知らせ(大学行事等)
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 ▽平成20年度「退職される先生方の最終講義」を開催します。
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  長きに渡って、本学の教育・研究活動並びに大学運営に携わって来られ
 ました先生方で、平成21年3月31日付けをもって定年退職されます先生方の
 最終講義が開催されます。
  中でも、平成16年4月に国立大学から法人化された厳しい時代を学長とし
 て大学の舵取りをされて来られました崎元学長の最終講義も予定されてお
 ります。
  多数の皆様にご来聴くださいますようご案内申し上げます。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/sotsugyousei/whatsnew/2008/news699.html

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 ▽「テーブル・フォー・ツー(TFT)運動」を始めました。
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  平成21年1月5日(月)から、本学と熊本大学生協では、開発途上国の飢餓
 と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発の社会貢献
 運動「テーブル・フォー・ツー(TABLE FOR TWO、以下「TFT」という。)」
 運動を開始しました。
  TFT運動は、世界経済フォーラム(ダボス会議)で、日本の若手国会議員
 や経済人らが提唱した取り組みで、文部科学省や外務省等の中央省庁、伊
 藤忠商事やJAL、毎日新聞などの大手企業でも実施されており、全国86の国
 立大学法人及び九州の国公私立大学では初めての取り組みです。
  従来の一方的な途上国支援ではなく、「肥満」、「大量の食べ物廃棄」
 などの問題を抱える先進国の私たちが、毎日の食事を少しでも低カロリー
 で野菜を多く含んだバランスのよいものにするよう心掛けるための具体的
 な行動として、社員・職員食堂でTFTのガイドラインを満たしたメニューを
 食べることにより、一食あたり20円の募金を生み出します。
 「飢餓」や「栄養不良」などの深刻な問題を抱える途上国の子供達に「学
 校給食」として提供するというものです。20円は、途上国の子供達に提供
 する学校給食一食分の金額に相当します。
 「食」をキーワードに、先進国の人間と途上国の子供達が一つのテーブル
 を囲むという意味から、TABLE FOR TWO(二人で囲む一つの食卓)という
 名前が付きました。
  本学のTFT運動は、黒髪北地区の生協学生会館食堂から始まり、本荘地区
 の附属病院内の食堂を運営する財団法人恵和会が「花みずき食堂」で始ま
 りました。今後、学内で運営しているその他の食堂事業者にも参加を呼び
 かけます。
  このTFT運動の参加により、学生・教職員の食生活の見直しのきっかけや
 国際貢献への関心につながるものとして期待しています。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2008/news685.html

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 ▽「国際化推進機構」を設置しました。
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  本学の主要目標である「グローバルなアカデミック・ハブ(拠点大学)」
 を目指すために、平成21年1月1日、本学の国際化に向けて全学的に取り組
 む組織体として「国際推進機構」を設置しました。
  同機構は、これまで本学に設置していた留学生センターを発展的に改組
 し、同機構の中核組織として「国際化推進センター」とし、従来の留学生
 の生活支援と語学教育に加え、各部局等が取り組む国際関係プロジェクト
 を推進・支援できる組織を目指しています。
  平成21年1月27日(火)、工学部百周年記念館において、文部科学省、熊本
 県、熊本市、九州内の大学・高専関係者及び県内の国際交流団体などの来
 賓及び関係者200名以上が出席して、同機構開設記念式典が行われました。
  また、同日には、同機構の中核組織である国際化推進センターのシンポ
 ジウム「大学国際化の新たな潮流と熊本大学の取り組み−魅力的な留学環
 境づくりのために−」が開催されました。

 →詳しくはこちら       
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/2008/news698.html

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 ▽自然科学研究科「MOT特別教育コース」3周年記念フォーラムを開催します。
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  本学の大学院自然科学研究科は、平成18年4月に技術が持つ可能性を見極
 め、事業に結びつけ経済的価値を創出していくマネジメントについて学ぶ
 「MOT特別教育コース」を設置しました。
  今年で、開設3周年を記念して、農業や水資源など、地元の強みを生かし
 てクラスター(企業や研究機関の集積)を形成し、地域を活性化しようと
 「羽ばたけ世界へ! 民産学官 九州クラスター」と題してフォーラムを開
 催します。
  本学は、今後本格化を検討している地下水の研究や、「次世代耐熱マグ
 ネシウム合金(KUMADAIマグネシウム合金)」の研究など、ものづくりにつ
 いて紹介します。
  なお、一般の方も参加できますが、参加人数を把握するために、できる
 だけ事前の申し込みをお願いします。

 →詳しくはこちら       
  http://www.gsst.kumamoto-u.ac.jp/detail.php?type=news&tday=20090206&ttime=151416

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◎大学からのお願い
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 ▽「熊本大学基金」のご案内とご寄附のお願いについて
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  国立大学法人を取り巻く経営環境は、年度毎に厳しくなってきており、
 本学も新たな財政基盤を構築することが必要となり、平成19年10月に恒常
 的な「熊本大学基金」を創設いたしました。
  これまでに、卒業生、在学生の保護者、名誉教授の方々をはじめとした
 皆様から、平成21年1月31日現在で、総額約2億1,495万円(うち熊本大学振
 興会からの寄附約1億2,063万円を含む)のご寄附をいただきました。
 皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。  
  ご寄附をいただきましたすべての皆様へ感謝の意を込め、大学広報誌
 「熊大通信」及び「基金ホームページ」にて、ご芳名を掲載させていただ
 いております。ただし、公開をご希望されないご寄附者につきましては、
 掲載しておりません。
  本学も、これまで必ずしも充分ではなかった大学と卒業生との繋がりに
 ついて、平成18年度から「ホームカミングデー」の開催や「生涯メールア
 ドレス(メールマガジン)」の付与など改善を図っており、卒業生の皆様
 が、本学の卒業生であることが誇りとなり、愛校心が母校への寄附を生み、
 充実した環境で教育された次代の人材が社会全体に貢献する。こうした好
 循環が生まれますよう大学もこれまで以上に努力いたしておりますので、
 本基金創設の趣旨にご理解をいただきまして、ご支援とご協力をいただき
 ますようお願いいたします。
  なお、第1期の募集目標金額を10億円としております。皆様の更なるご支
 援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 →詳しくはこちらから
  http://kikin.kumamoto-u.ac.jp/

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 ▽「熊本大学60年史」編纂事業へのご協力について
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  本学は、昭和24年5月の学制改革により新制総合大学として発足し、平成
 21年に設立60周年を迎えます。
  これを機に本学60年間の歩みと到達点を記録し、今後の本学の創造的発
 展に資する大学史を編纂・刊行することとしました。そのため、平成20年
  4月に60年史編纂委員会及び60年史編纂室を設置し、基礎資料の収集及び
  整理を行っています。
  60年史の編纂は、地域社会、卒業生、元教職員の方々にご協力をお願い
 し、本学(第五高等学校、熊本医科大学、熊本工業専門学校、熊本師範学
 校、熊本青年師範学校、熊本薬学専門学校等の前身を含む)に関するさま
 ざまな資料を収集しています。
  広報誌などの学内刊行物、時間割、講義ノート、文書資料、写真(アル
 バム)、記念品、校章・徽章、大学に関わる日記・手帳類などをお持ちの
 方はご連絡をお願いいたします。

 →詳しくはこちらから
  http://hensan60.kumamoto-u.ac.jp/index.html

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◎投稿依頼
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  熊本大学メールマガジンでは、皆様からの投稿をお待ちしています。
 同窓会・同期会等の開催のお知らせ・近況報告等の情報がありましたら、
 ご提供お願いします。
  投稿記事は、こちらからどうぞ。
  
  E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

  熊本大学ホームページでは、卒業生の「思い出募集」のコーナーを開設
 しています。
  投稿いただければ、このメールマガジンでもご紹介いたします。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/sotsugyousei/omoide.html

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◎ご意見・ご要望
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  熊本大学が行う生涯メールサービスは、平成18年10月から開始いたしま
 した。この生涯メールサービスについてのご意見・ご要望は、こちらから
 どうぞ。

  熊本大学生涯メールサービスについてのホームページURL
  → http://www.kumadai.jp/

  熊本大学生涯メールサービスについてのご意見・ご要望
  → office@kumadai.jp

  また、このメールマガジンについてのご意見・ご要望
  → kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

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◇編集後記
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  暦の上では立春も過ぎ、南からの暖かい空気が流れ込み、2月13日(金)、
 県内各地で今年の最高気温を記録し、熊本市でも19.9度まで気温が上がり、
 4月上旬から下旬並みの陽気となりました。
  また、熊本市では最大瞬間風速12.1メートルを観測する春一番が吹き、
 熊本地方気象台によると、春一番はこの10年間で最も早いということです。
  また、昨年、築城400年祭で賑わった熊本城の飯田丸梅園では、約150本
 の梅が見ごろを迎えたそうで、紅白や淡い桃色の小さな花が風に揺れると
 淡い香りが辺りに漂っているそうです。学内の梅も今が見ごろのようです。
  春一番が吹くと、スギ花粉も飛び始めますが、卒業生の皆様は、大丈夫
 ですか。花粉症の方は、これから数ヶ月辛い時期となられますが、対策を
 して辛い時期を乗り越してください。
  これから年度末の慌ただしい時期にもなりますので、くれぐれも体調を
 くずされませんよう、ご活躍のほど、お祈り申し上げます。

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◇編集・発行
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  熊本大学企画部企画課
   〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39番1号
   E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp
   TEL:096-342-3129
   FAX:096-342-3007
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