熊本大学メールマガジン No.16



☆☆☆☆ 熊本大学メールマガジン 第16号 (平成21年 4月21日) ☆☆☆☆

  熊本大学メールマガジン第16号をお届けします。

  熊本大学では、1)熊本大学の教育研究の取組み、公開講座や研修会等
 の案内、2)大学と卒業生、卒業生同士の交流を図るため、卒業生から寄
 せられた熊本大学への意見・提言、近況報告等、3)同窓会・同期会、ク
 ラブOB会等の開催など、本学の最新情報をお知らせするため、メールマガ
 ジンを発刊しています。
  このメールマガジンは、大学からのお知らせだけではなく、卒業生から
 の情報提供、同窓会・同期会の開催案内なども行っておりますので、皆様
 からの投稿をお待ちしております。

【目 次】
 ◎トピックス
  ・法学部の岩岡中正教授が第50回「熊日文学賞」を受賞
    ・五高記念館「アートするプロフェッサー」展を開催中
  ・附属図書館「公印の記憶」展を開催中
  ・文学部附属「永青文庫研究センター」を設置

 ◎お知らせ(大学行事等)
  ・平成20年度学生表彰式を挙行
  ・平成20年度卒業式・修了式を挙行
  ・平成21年度入学式を挙行
  ・平成21年度「熊本大学オープンキャンパス」を開催
  ・第4回「熊本大学ホームカミングデー」を開催

 ◎大学からのお願い
  ・「熊本大学基金」のご案内とご寄附のお願い
  ・「熊本大学60年史」編纂事業へのご協力

 ◎卒業生からメッセージ
  ・熊本大学第57回卒業生総代 工学部 入江誠一さん

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◎トピックス
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 ▽法学部の岩岡中正教授が第50回「熊日文学賞」を受賞されました。
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  本学法学部の岩岡中正教授が、第50回「熊日文学賞」を受賞されました。
  同賞は、1959年(昭和34年)に熊本日日新聞社が、県内作家の優れた作品
 を表彰し、地方文学の振興を図ろうと創設したものであり、今回の対象は、
 2007年(平成19年)12月から2008年(平成20年)11月に刊行された出版物の中
 から、歌集3点、句集3点、評論1点の計7点が候補となり、選考委員からは、
 「力強さとみずみずしさがあり、俳句の世界を開拓しようとする姿勢があ
 る」などと高く評価され、選考会委員の全会一致で、岩岡教授の句集「春
 雪」が選ばれました。
  岩岡教授の俳句歴は、40年を越えるそうですが、受賞作の「春雪」は、
 岩岡教授の第一句集で、最近10年間の作品約400句が収められたものです。
  岩岡教授は、「文学を学ばないまま句作することに恥ずかしさがあった
 が、俳句はささやかな文学であり、熊本の名が付いた賞をいただけたのは
 嬉しいことで、自分が感動する原点が文学だという思いを、この受賞で新
 たにし、地域を見つめることがグローバルな文学につながるという励まし
 でもあり、今後も努力していきたい」と喜びをかみしめるように語られて
 いました。
  なお、贈呈式は、3月10日(火)午前11時30分から熊本市内のホテル日航熊
 本で行われました。
   
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 ▽五高記念館「アートするプロフェッサー」展を開催しています。
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  本学五高記念館では、本学で研究の傍ら、趣味で絵画や陶芸などに取り
 組む先生方の作品を集めた「アートするプロフェッサー」展を開催してい
 ます。
  この作品展は、本学が今年、設立60周年を迎えることを記念して開催し
 ているもので、崎元前学長が描いた水彩画3点のほか、22人の油彩画やスケ
 ッチ、版画、写真、陶芸など45点が展示されています。
  本学には、プライベートで創作活動を続け、学外で展覧会を開いたり、
 公募展へ出品を続けている「かなりの腕前の先生も」いて、日頃の研究分
 野からは想像できない先生方の『意外な一面』を見ることもできるかもし
 れません。

  期  間:平成21年3月19日(木)〜5月18日(月)
  場  所:熊本大学五高記念館 2階 企画展示室
  開催時間:午前10時〜午後4時(入場無料)

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 ▽附属図書館「公印の記憶」展を開催しています。
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  本学附属図書館では、本学が今年、設立60周年を迎えることを記念して、
 60年史編纂事業の過程で整理された資料等を広く紹介するとともに、特に
 本学学生諸君に「熊本大学」への関心を持って貰うため、60年史編纂室と
 の共催により、「公印の記憶」展を開催しています。
  展示コーナーには、本学の前身である旧制第五高等学校、熊本師範学校、
 熊本青年師範学校、熊本医科大学、熊本薬学専門学校、熊本工業専門学校
 で使われていた公印や印影など27種類31点が展示されているほか、附属図
 書館で使われていた蔵書印や本学設立後の各キャンパス周辺の変遷図も併
 せて掲示しています。
  なお、今回の記念展示は、在学生や教職員だけではなく、卒業生や地域
 の皆様にも本学の生い立ちに関心を持っていただき、本学の歴史について
 より多くのことを学んでいただきたいとの思いから企画したものです。

  期 間:平成21年3月4日(水)〜5月31日(日)まで
  会 場:熊本大学附属図書館「中央館」1階ミニ・イベントコーナー

  ※展示日時は、附属図書館中央館の開館日時になります。
   附属図書館中央館の開館情報は、開館カレンダーをご覧ください。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/event/event755.html

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 ▽文学部附属「永青文庫研究センター」を設置しました。
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  本学が所蔵する永青文庫史資料(細川家文書)など8万点にも及ぶ膨大な
 史料群の国指定重要文化財又は国宝の指定と、総合的な研究教育拠点を目
 指すために、平成21年4月1日、文学部附属「永青文庫研究センター」を設
 置しました。
  同センターは、平成14年度から学内の拠点形成研究に指定し、解析を進
 めていた研究プロジェクトを、平成20年度から「永青文庫資料等の世界的
 資源化に基づく日本型社会研究」とし、国の文化財指定なども視野に研究
 体制を整備、強化することとし、将来的には、人文社会科学系で本学初の
 グローバルCOE(世界的な教育研究拠点)採択を目指しています。
  まずは総数8万点にも及ぶ膨大な史料群の目録作成や撮影・出版、藩政記
 録の翻刻出版に取り組み、熊本県などと連携し、市民向けの講座や公開展
 示などの文化事業も展開する予定です。

 →詳しくはこちら
  http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/eisei/index.html
       
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◎お知らせ(大学行事等)
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 ▽平成20年度学生表彰式を挙行しました。
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  平成21年3月18日(水)、工学部百周年記念館において、「国際的又は全国
 的規模の学会から賞を受けた場合【熊本大学学生表彰規則第2条第2号イ】」
 に該当するとして、学生1名の表彰が行われました。
  引き続き、「国際的規模の競技会等に出場等した場合【熊本大学学生表
 彰規則第2条第3号イ】」に該当するとして、学生1名の表彰が行われました。
  引き続き、「全国的規模の競技会等に出場等をし、第3位までに入賞(こ
 れに相当する賞を含む。)した場合【同規則第2条第3号ロ】」に該当する
 として、学生2名及び学生団体1団体の表彰が行われました。
  引き続き、「九州地区又は九州地区を含む複数の地区が合同で行う競技
 会等に出場等をし、優勝(これに相当する賞を含む。)した場合【同規則
 第2条第3号ハ】」に該当するとして、学生19名及び学生団体1団体の表彰が
 行われました。

 【同規則第2条第2号イ(学生)】
  坂本大輔(教育学研究科1年次)
   :技術科教員指導能力認定試験「日本産業技術教育学会」会長賞

 【同規則第2条第3号イ(学生)】
  松本宇生(工学部4年次)
   :第10回テコンドー・ワールドフェスティバル&コリア・クラシック
    オープン2008(フェザー級)第3位

 【同規則第2条第3号ロ(学生)】
  大村詠一(教育学研究科1年次)
   :スズキジャパンカップ2008第25回全日本エアロビック選手権全国大会
    (一般男子シングル)優勝
   :第8回全日本学生エアロビック選手権大会(男子シングル)優勝
  横山聡子(文学部1年次)
   :第21回ACC学生CMコンクール(テレビCM部門)銅賞

 【同規則第2条第3号ロ(学生団体)】
  吹奏楽部:第56回全日本吹奏楽コンクール(大学の部)銀賞

 【同規則第2条第3号ハ(学生)】
  三宅勝幸(教育学研究科2年次)
   :第36回九州学生陸上競技選手権大会(男子400m)優勝
  野村みや(教育学部4年次)
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子800m)優勝
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子4×400mリレー)優勝
  和田尚士(教育学部3年次)
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(男子400m)優勝
  中尾有紗(教育学部3年次)
   :第78回九州学生陸上競技対校選手権大会(女子三段跳)優勝
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子走幅跳)優勝
   :第63回九州陸上競技選手権大会(女子三段跳)優勝
  中村絵美(教育学部3年次)
   :第63回九州陸上競技選手権大会(女子400mハードル)優勝
   :第36回九州学生陸上競技選手権大会(女子400mハードル)優勝
  山本紗矢香(教育学部3年次)
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子4×400mリレー)優勝
  堤 詩織(教育学部2年次)
   :第78回九州学生陸上競技対校選手権大会(女子800m)優勝
   :第36回九州学生陸上競技選手権大会(女子400m)優勝
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子4×400mリレー)優勝
  山下亜希子(教育学部1年次)
   :第58回九州地区大学体育大会陸上競技(女子4×400mリレー)優勝
  那須正明(法学部4年次)、岡村奈保(理学部4年次)
   :第44回全九州春季学生競技ダンス大会(クイック種目)優勝
   :第44回全九州秋季学生競技ダンス大会(クイック種目)優勝
   :第37回全九州学生競技ダンス選手権大会
    (ワルツ・タンゴ・クイック3種目)優勝
  廣瀬健康(工学部4年次)、大坪正代(法学部4年次)
   :第44回全九州春季学生競技ダンス大会(サンバ・パソドブレ2種目)優勝
   :第44回全九州秋季学生競技ダンス大会(サンバ・パソドブレ2種目)優勝
   :第37回全九州学生競技ダンス選手権大会
    (サンバ・パソドブレ・チャチャチャ3種目)優勝
  田上雅浩(理学部4年次)、杉下苑未(文学部4年次)
   :第44回全九州秋季学生競技ダンス大会(ルンバ種目)優勝
  松本宇生(工学部4年次)
   :第2回全日本テコンドー選手権大会西日本地区大会(フェザー級)優勝
  高八重良太(法学部3年次)
   :第2回全日本テコンドー選手権大会西日本地区大会(バンタム級)準優勝
   :第6回九州学生テコンドー選手権大会(バンタム級)優勝
  溝見裕之(工学部3年次)
   :第6回九州学生テコンドー選手権大会(ウエルター超級)優勝
  田上綾子(教育学部3年次)
   :第9回九州学生馬術女子選手権大会 優勝
  鹿田 慧(自然科学研究科2年次)
   :第25回九州マンドリン独奏コンクール(マンドセロの部)第2位

 【同規則第2条第3号ハ(学生団体)】
  舞踏研究部:第44回全九州春季学生競技ダンス大会(団体)優勝
       :第44回全九州秋季学生競技ダンス大会(団体)優勝
       :第37回全九州学生競技ダンス選手権大会(団体)優勝

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 ▽平成20年度熊本大学卒業式・修了式を挙行しました。
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  平成21年3月25日(水)、来賓及び名誉教授・顧問の諸先生方、理事、副学
 長、部局長等が出席して、熊本大学第57回卒業式・修了式が県立劇場にて
 行われ、文学部コミュニケーション情報学科の一期生を含む学部1,810名、
 大学院724名、専攻科・別科48名、総勢2,582名(うち留学生42名)が学生
 生活のそれぞれの思い出と、新たな目標や希望を胸に社会へ羽ばたいてい
 きました。
  式では、崎元学長から各学部・研究科の代表者に学位記(卒業証書)、
 修了証書が手渡された後、「心身の健康を保ち、プロフェッショナルとし
 ての誠実な努力を継続して、幸せな社会を築くこととなる志を持ち続け、
 夢を実現するという皆さん自身の輝かしく幸せな人生、すなわち、明治の
 思想家、内村鑑三の言う“後世への最大遺物”を、諸君の命を育んだ美し
 い国、美しい地球に残されんことを切に希望します」と船出していく卒業
 生へ、はなむけの言葉を贈られました。
  卒業生を代表して、工学部の入江誠一さんが、「本学の学生として様々
 な活動を行い、自己を磨くことが出来たのも、諸先生方や職員の皆様方、
 地域の方々おかげであり、4年間励まし合った友人、22年間力強く支え続け
 てくれた家族に感謝の気持ちを忘れず、熊大の卒業生として誇りを持ち、
 大きな志を持って社会に羽ばたくことを誓います」と答辞を述べました。

 【学長式辞】
 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/gakuchoumesseiji/ichiran/2009/20090327.html

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 ▽平成21年度入学式を挙行しました。
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  平成21年4月4日(土)、来賓及び名誉教授・顧問の諸先生方、理事、副学
 長、部局長等が出席して、熊本大学第61回入学式が県立劇場にて行われ、
 編入生93名を含む学部1,897名、大学院910名、専攻科23名、別科38名、総
 勢2,868名(うち留学生70名)が、それぞれの目標や希望を胸に、あこがれ
 の大学生活をスタートしました。
  式では、谷口学長が、WBC(ワールドベースボールクラシック)で日本を
 2連覇に導いたイチロー選手の言葉「夢をつかむと言うことは一気には出来
 ません。小さなことを積み重ねることで、いつしか信じられないような力
 を出せるようになる。」を引いて、「志を持って挑戦し、それを実現する
 ための努力を怠らなければ、能力は後から無限についてくる。日々の努力
 の中から、激変する社会を恐れるのではなく、むしろ積極的に取り組み、
 自らの夢に向かって新しい時代を切り拓いていく力を身につけていただき
 たい」とエールを贈られました。
  新入生を代表して、文学部の尾本響子さんが、「自らの行動に責任のと
 れる個人としての自立を目指し、常に高い志を持ち、社会に貢献できる力
 を身につけるべく、日々努力する」と誓いを述べました。

 【学長式辞】
 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/gakuchoumesseiji/

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 ▽平成21年度「熊本大学オープンキャンパス」を開催します。
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  受験生・保護者・高等学校の先生方などへ向けて大学キャンパスを開放
 しています。大学案内やホームページには載っていない、様々な生の情報
 が入手できます。
  各学部・学科ごとの教育・研究内容が聞けるほか、研究室を開放してい
 る学部もあり、様々な趣向が凝らされていて内容は異なっています。それ
 ぞれの学部・学科の特徴(教育・研究)を自分の目で見て確かめられる、
 またとないチャンスです。

  開催日:平成21年8月7日(金)

   ※計画が決まり次第、ホームページにてご案内いたします。

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 ▽第4回「熊本大学ホームカミングデー」を開催します。
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  ホームカミングデーは、各学部等の同窓会のご支援を賜り、卒業生の皆
 様と本学の学生・教職員との相互交流を図ることを目的として、平成18年
 度から開催しています。
  このホームカミングデーにおきましては、多くの卒業生の皆様が、若き
 日を過ごされたキャンパスに集い、母校の現在の姿をご覧いただくととも
 に、旧友や恩師との再会も果たしていただきたく、記念式典、記念講演を
 はじめとする多彩な行事と交流の場を企画し開催しています。
  つきましては、卒業生の皆様には何かとご多忙の時期かと存じますが、
 是非ともご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
  なお、今年度の第4回「熊本大学ホームカミングデー」のご案内について
 は、会場の関係から昭和31年、41年、51年、61年及び平成8年3月の卒業生
 の皆さんが対象ですが、当該年以外の卒業生の皆さんも参加は可能となっ
 ております。

  日 時:平成21年11月1日(日)
  会 場:工学部百周年記念館ほか

  ※ 11月1日(日)〜3日(火)には、学生行事としての大学祭「熊粋祭」が
   開催され、11月2日(月)には、熊本大学設立60周年記念式典も県立劇場
   において開催されます。
    卒業生の皆様には、計画が決まり次第ご案内いたします。

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◎大学からのお願い
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 ▽「熊本大学基金」のご案内とご寄附のお願いについて
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  国立大学法人を取り巻く経営環境は、年度毎に厳しくなってきており、
 本学も新たな財政基盤を構築することが必要となり、平成19年10月に恒常
 的な「熊本大学基金」を創設いたしました。
  これまでに、卒業生、在学生の保護者、名誉教授の方々をはじめとした
 皆様から、平成21年3月31日現在で、総額約2億2,845万円(うち熊本大学振
 興会からの寄附約1億2,063万円を含む)のご寄附をいただきました。
 皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。  
  ご寄附をいただきましたすべての皆様へ感謝の意を込め、大学広報誌
 「熊大通信」及び「基金ホームページ」にて、ご芳名を掲載させていただ
 いております。ただし、公開をご希望されないご寄附者につきましては、
 掲載しておりません。
  本学も、これまで必ずしも充分ではなかった大学と卒業生との繋がりに
 ついて、平成18年度から「ホームカミングデー」の開催や「生涯メールア
 ドレス(メールマガジン)」の付与など改善を図っており、卒業生の皆様
 が、本学の卒業生であることが誇りとなり、愛校心が母校への寄附を生み、
 充実した環境で教育された次代の人材が社会全体に貢献する。こうした好
 循環が生まれますよう大学もこれまで以上に努力いたしておりますので、
 本基金創設の趣旨にご理解をいただきまして、ご支援とご協力をいただき
 ますようお願いいたします。
  なお、第1期の募集目標金額を10億円としております。皆様の更なるご支
 援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/

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 ▽「熊本大学60年史」編纂事業へのご協力について
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  本学は、昭和24年5月の学制改革により新制総合大学として発足し、平成
 21年に設立60周年を迎えます。
  これを機に本学60年間の歩みと到達点を記録し、今後の本学の創造的発
 展に資する大学史を編纂・刊行することとしました。そのため、平成20年
 4月に60年史編纂委員会及び60年史編纂室を設置し、基礎資料の収集及び整
 理を行っています。
  60年史の編纂は、地域社会、卒業生、元教職員の方々にご協力をお願い
 し、本学(旧制第五高等学校、熊本師範学校、熊本青年師範学校、熊本医
 科大学、熊本薬学専門学校、熊本工業専門学校等の前身を含む)に関する
 さまざまな資料を収集しています。
  広報誌などの学内刊行物、時間割、講義ノート、文書資料、写真(アル
 バム)、記念品、校章・徽章、大学に関わる日記・手帳類などをお持ちの
 方はご連絡をお願いいたします。

 →詳しくはこちらから
  http://hensan60.kumamoto-u.ac.jp/index.html

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◎卒業生からのメッセージ
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 ▽熊本大学第57回卒業生総代 工学部 入江誠一さん
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 【答辞】
  本日は、崎元学長をはじめ、諸先生方のご臨席を賜り、私たち卒業生の
 ためにこのような盛大な卒業式を挙行して頂き、誠にありがとうございま
 す。
  学長先生、ご来賓の先生、在校生代表の方から、心のこもったお祝いの
 言葉や激励の言葉を頂戴いたしまして厚く御礼申し上げます。
  また、これまで様々な面でご助力いただいた大学職員の皆様や、今日ま
 で支えてくれた両親はじめ家族にも感謝の気持ちで一杯です。今日、この
 日を迎えることが出来るのもひとえに皆様方のおかげだとありがたく思い
 ます。そして何より、自らの進む道を定めるにあたって、大きな道しるべ
 を頂いた熊本大学に深く感謝いたします。
  私の大学生活の4年間を思い出しますと、様々な思いが呼び起こされます。
 入学当時は、大学という未知の世界に加え、親元を離れて初めての一人暮
 らしということもあり不安と緊張が入り混じった心境でありました。しか
 し、諸先生方や職員の方々のサポート、素晴らしい友人との出会いによっ
 て、非常に有意義で充実した大学生活を送ることができました。
  学問におきましては、単に講義を受け、実習をこなすだけでは、必要最
 低限以上のことは習得できないことを認識いたしました。自ら問題意識を
 持って考え、解決するにはどうしたらよいか試行錯誤する過程において、
 本来重要な技術や知識が身につくことを学びました。これは今後の人生に
 おいても基盤になることであり、私が熊本大学で得た大きな財産であると
 思います。
  また、勉学、サークル活動、課外活動を通して自分とは異なる考え方、
 夢を持った多くの友人と出会いました。それぞれの悩みや夢を語りあう中
 で、自分の考えの至らない部分を指摘されることも多く、自己の考え方を
 深めることが出来、幅広い視野を持つことができました。友人と夢の実現
 のため、励ましあった日々は決して忘れることのできない思い出となり、
 私の宝物となりました。
  このようにかけがえのない出会いに恵まれたのは、ひとえに陰ながら支
 えてくださった諸先生方や職員の方々、地域の方々、家族のおかげです。
 支えてくださった皆様方に、卒業生一同、感謝申し上げる次第でございま
 す。
  「地域に根ざしつつ、国際的にも存在感を目指す」という熊本大学の教育
 理念は、学生にとって非常に壮大なものであります。これは私達が今後、
 実社会の中で生きていくにあたって実現していかなければならないテーマ
 だと思います。熊本大学で学んだ知識・技術を基礎として、その上に培っ
 ていく今後の研鑽の成果を地域に還元し、さらには、今後の活動や研究を
 通して国際貢献が出来ればすばらしいと思います。熊本大学の前身、旧制
 第五高等学校の教授であった夏目漱石先生は、勉学に励む五高の学生の姿
 に感動して「秋はふみ 吾に天下の志」と詠んでいます。この句にあるよう
 な、高い志を持って努力を継続することにより、この壮大な理念に沿う活
 動が出来ると信じています。
  在校生の皆様には大きな志を持って、日々の勉学に取り組んで欲しいと
 思います。そうすることで新しい発見が増え、たくさんのかけがえのない
 友人が出来、大学生活も充実すると思います。
  最後になりますが、熊本大学の学生として様々な活動を行い、自己を磨
 くことが出来たのも、諸先生方や、職員の皆様方、地域の方々のおかげで
 す。また、4年間励ましあった友人の皆様、22年間力強く支え続けてくれた
 家族に改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
  熊本大学の卒業生として誇りを持ち、大きな志を持って社会に羽ばたく
 ことを誓い、熊本大学の皆様のご活躍と、熊本大学のより一層の発展を願
 って、答辞とさせて頂きます。
                    平成21年3月25日
                    熊本大学第57回卒業生総代
                    工学部 入江誠一

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◎投稿依頼
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  熊本大学メールマガジンでは、皆様からの投稿をお待ちしています。
 同窓会・同期会等の開催のお知らせ・近況報告等の情報がありましたら、
 ご提供お願いします。
  投稿記事は、こちらからどうぞ。
  
  E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

  熊本大学ホームページでは、卒業生の「思い出募集」のコーナーを開設
 しています。
  投稿いただければ、このメールマガジンでもご紹介いたします。

 →詳しくはこちらから
  http://www.kumamoto-u.ac.jp/sotsugyousei/omoide.html

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◎ご意見・ご要望
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  熊本大学が行う生涯メールサービスは、開始されたばかりです。
 この生涯メールサービスについてのご意見・ご要望はこちらからどうぞ。

  熊本大学生涯メールサービスについてのホームページURL
  → http://www.kumadai.jp/

  熊本大学生涯メールサービスについてのご意見・ご要望
  → office@kumadai.jp

  また、このメールマガジンについてのご意見・ご要望
  → kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp

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◇編集後記
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  学生生活の思い出と、社会人としての新たな目標や希望を胸に社会へ羽
 ばたいた卒業生や修了生総勢2,582名の門出を祝うかのように満開だった学
 内の桜の花も散り、新たに、大学生活に目標や希望を胸に秘めた新入生総
 勢2,868名を歓迎するかのように、若葉の緑が目にも鮮やかで、春の日差し
 が心地よい季節となりました。
  社会は、100年に一度とも言われる経済危機に見舞われ、幾つかの景気対
 策が行われ、高速道路料金が1,000円で乗り放題となりました。今月下旬か
 ら始まる大型連休(ゴールデンウィーク)に、少し遠出を計画されている
 方もいらっしゃるかと思いますが、くれぐれも運転には気を付けて下さい。
  皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

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◇編集・発行
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  熊本大学企画部企画課
   〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39番1号
   E-mail:kik-doso@jimu.kumamoto-u.ac.jp
   TEL:096-342-3129
   FAX:096-342-3007
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